・尼崎市内の店頭で旨いホルモン焼きが買える店を知りたい
こんなニッチな需要に応えるために記事を書いてみた。
最近では大阪西成の「やまき」がYOUTUBEで流行ってるが、尼崎もホルモンでは結構メッカ的地位を築いているらしい。
確かにネットで調べてみると結構な数のお店が点在している。むしろ大阪より多いんじゃないかな。
尼崎観光として食べ歩きプランが成り立つぐらいはある。なぜホルモン焼き店が尼崎に多いかは最後に余談として書いているので読んで欲しい。
ちなみに筆者は尼崎居住歴2年の新参者である。そんな素人目線で書いていくので尼崎マイスターの人は生暖かい目でこの記事を見守ってくれると嬉しい。
では、本題に入っていく。
尼崎の店頭でさくっと買えるホルモン焼き店5選
ネット、YOUTUBE、口コミで名前が挙がっていたのは下記の5店舗だ。
どれも店頭でさくっと買える店である。
①山里食品・・・JR尼崎
②鹿児島屋・・・阪神出屋敷
③栄屋商店・・・阪神出屋敷
④かごもと・・・阪神出屋敷
⑤西ホルモン・・・阪急園田(園田競馬場内)
今回、実際に①山里食品と②鹿児島屋に行ったので食レポも書いている。本当は全部行きたかったが、昼飯後に思い立って行ったので腹が一杯になり断念した。
まあ俺が行った2つは口コミの中でも2強のお店だったので十分だと思う。多分
5店舗の住所を書いておくから気になったら行ってみて欲しい。
ちなみに「②鹿児島屋」と「③栄屋商店」と「④かごもと」は出屋敷駅近くの商店街に密集しているから食べ比べしやすいと思う。
それ以外も回るなら距離が結構離れているから車かタクシーの方が便利だ。電車とバスを使っても良いが結構面倒くさい。尼崎は南北方向の移動がダルいのである。
①山里食品
〒661-0976 兵庫県尼崎市潮江1丁目28−12
JR尼崎駅から300mぐらい。徒歩10分。
②鹿児島屋
〒660-0872 兵庫県尼崎市玄番北之町19
阪神出屋敷駅から300mぐらい。徒歩10分。
阪神尼崎駅からは400mぐらいかな。どっちでも行ける。
③栄屋商店
〒660-0872 兵庫県尼崎市玄番北之町5−5
鹿児島屋から北に50mぐらい。すげー近いとこにある。
④かごもと
〒660-0885 兵庫県尼崎市神田南通2丁目44−2
鹿児島屋からさらに北に200mぐらいだ。
⑤西ホルモン
〒661-0951 兵庫県尼崎市田能2丁目1−1
園田競馬場内
阪急園田から1km。徒歩だとキツイ。
園田駅からバスが出てる。
観光用位置関係地図
観光用にそれぞれのお店の位置関係が分かる手作り感満載の地図を用意した。
参考にしてみてくれ。
食レポ①山里食品はソースの味付けが特徴
まず山里食品のホルモンの食レポをする。
山里食品は各メディアの口コミの中でほぼ一位というぐらい評判が良い。尼崎のホルモンと言ったらココ、というレベルみたいだ。
店構えは活気のある精肉店といった体で、店頭にはホルモン焼き専用ブースがある。
値段は100g200円。子供がおやつ感覚で買える。
100g分買うとすぐに食べるか聞かれたので、「はい」と答えたらプラスチック容器に爪楊枝を刺した状態で渡された。
この食べ歩き感はなかなか雰囲気があって良い。
味付けはソースがメインでちょっとスパイシーさもある。腸と肺がミックスされていて、割合としては「腸8:肺2」の分量。
俺はお店でこういうホルモン焼きを買ったのは初めてだったのだが、この肺のプリップリな食感は初体験だった。
こんにゃく並みにプリプリしている。肺ばかり先に食べてしまった。
最初見た感じ、肺を肝かと思ったが、肺なのである。どうやら尼崎のホルモン焼きは肺を入れるところが多いらしい。
ソース味は好き嫌いあると思うが、ハマればリピーターになること間違いない。
あとこの山里食品は芸人のダウンタウンの幼馴染が経営していることでも有名。浜田氏もよくつまみ食いをしていたそうだ。
食レポ②鹿児島屋は醤油&味噌ベースで肝が多い
続いて行ったのが鹿児島屋だ。
商店街の外れのなかなかディープなところにあって、店構えも超ディープ。ホルモン焼きで有名と知らなかったら怖くて通り過ぎてしまう感じだ。
平日の昼に行ったが、店内では常連さんと思しき人達が飲んでいて、さらに入りにくさを助長する。
ただ、店頭に立つと店員のおばさんが愛想良い感じで接客してくれるので安心だ。
買うと、買ったホルモンとは別に味見用に串に何個か刺して手渡してくれる。滅茶苦茶サービス良い。
値段は150gで360円。グラム単価は山里食品よりは若干高いが、ここは肺の割合が多く値段が高いのも納得。(肺が高いか安いか知らないが、多分高いのだろう。)
しかも肺一つ一つが大きくて食べ応えがある。肺好きなら最高だ。味付けは醤油と味噌ベースでしつこくなく、いくらでも食べてしまえる気がする。
個人的には鹿児島屋のホルモンの方がおいしいと思った。
一応写真も撮ったが、持ち帰りにしたことでビニール袋に入れて新聞紙にくるまれてしまったのでちょっと映えてないが勘弁して欲しい。
ちなみに鹿児島屋に辿り着くまで商店街の中をフラフラしてたのだが、シャッターが閉まっているところが多くディープな雰囲気が凄まじかった。
平日の昼間だったが、大丈夫なのだろうか。まあ、こんな雰囲気の中で歩きながら食べるホルモンは美味しい。はず。
余談:尼崎のホルモン焼きは沖縄由来?
今回、実際に現地を回った際に気になったのが、どのお店も沖縄が関係していることだ。
山里食品も栄屋商店も店先の看板に沖縄云々と書いてあるし、鹿児島屋は初代店主が沖縄から来て始めた店らしい。
歴史の話になるが、昭和初期に沖縄で経済恐慌があり、関西に結構な人数が移住した経緯があるようだ。沖縄移住民のほとんどは大阪の西成区や港区に行ったそうだが、一部は尼崎にも移住した。
そもそも沖縄にはホルモン料理は無いそうで、大阪や尼崎に移住した沖縄出身者が考案したという話もある。(諸説あるが。)
そういった過去に触れられる意味でも、尼崎のホルモンは奥が深いわけである。多分。
まとめ
というわけで当記事では尼崎市内の店頭でさくっとホルモンが買える店を紹介した。
焼肉屋や家で食べるホルモンとは違い、尼崎のディープさを感じられる味だ。
もし観光で尼崎に来るようなことがあればホルモン食べ歩きプランも良いと思う。
ではまた!